パソコンを使用していれば、業務内容にかかわらず必ずテキストを入力する機会があります。

もちろんパソコン内にデフォルトでセットされている入力機能でもテキストは入力できますが、より効率よくライティングを行う方法をご存知でしょうか。
Google日本語入力」を利用することです。

今回は、意外と知られていないGoogle日本語入力の便利機能10選を紹介します。
特にライティング業務を行なっている方は、入力機能が便利であればあるほど業務が効率よく進むということもありますので参考にしてみてください。

目次

  1. Google日本語入力とは
    1. Google日本語入力のメリット
  2. Google日本語入力のインストール・設定方法
  3. Google日本語入力の便利な機能選
    1. 計算機能
    2. ショートカットキーが豊富
    3. ひらがなで入力しても英単語やカタカナに変換できる
    4. 住所入力が簡単
    5. 固有名詞にも対応している
    6. 入力した文字列がサジェスト機能に表示される
    7. 日付・時間入力が簡単
    8. 顔文字が豊富
    9. シークレットモード・サジェスト機能の切り替えが可能
    10. 2進数や16進数などに対応
  4. まとめ

Google日本語入力とは

Google日本語入力
https://www.google.co.jp/ime/

Google日本語入力」とは、Googleが提供している日本語変換ソフトです。
使用料金は無料です。

キー設定はMS-IME、ATOK、ことえり、カスタムの4種類から選択可能ですので、インストールしたばかりの方でも違和感なく使用することができます。

Google日本語入力のメリット

Google日本語入力をインストールするメリットとして、

・固有名詞に強い
・間違った入力をした際に正しい表記の候補を表示してくれる
・日付の入力がしやすい
・変換候補で数式の計算結果を表示してくれる

などが挙げられます。

そのほかにも様々な便利機能がありますので後述します。

Google日本語入力のインストール・設定方法

9.png
まず、先に紹介したURLへアクセスして「ダウンロード」をクリックします。

10.png
すると利用規約画面が表示されますので、読んで問題なければ「同意してインストール」をクリックします。

11.png
ファイルが自動的にダウンロードされます。
ダウンロードされたファイルを開くと、上画像のようなアイコンが表示されますのでクリックしてインストールを開始してください。

インストールが終了すると「Google日本語入力を有効にしますか?」というメッセージが表示されます。そのまま「有効にする」にチェックマークを入れてください。
これでソフトのインストールは完了です。

12.png
続いて、キーボード設定の確認を行います。
システム環境から「キーボード」を開いてください。

「入力ソース」というメニューが表示されていますので、クリックします。
ここで上画像のように「Google」の表示があれば、使用可能です。

13.png
テキスト入力時に、パソコン画面上部の文字入力切り替えアイコンをクリックすると、切り替えることができます。

Google日本語入力の便利な機能選

Google日本語入力をインストールしておくことで使用できる、便利な機能9選をご紹介します。
すでにソフトをダウンロードしている方でも知らない機能がある場合もありますので、一度を目をとおしておきましょう。

なお、使用する際には必ず、入力モードをひらがなにしておく必要がありますので注意してください。

1.計算機能

2.png
数式を入力すると、計算結果が予測変換で表示されます。
桁数の多い計算など行う場合に、わざわざ電卓などを取り出す必要がないために、使い慣れると意外と重宝する機能です。

計算式は、以下の例を参考に入力してください。

例
足し算:3+3=
引き算:10−3=
掛け算:3*3=
割り算:12・3=

2.ショートカットキーが豊富

入力モードをひらがなにした状態で以下のキーをクリックすると、変換で記号入力ができるショートカットキーとして利用することができます。
矢印やコロンなど、そのまま「矢印」と入力して変換することができるものがほとんどですが、ショートカットキーを覚えてしまえば一発で記号入力ができるため、覚えておくと便利です。

・zh:←
・zj:↓
・zk:↑
・zl:→
・z「:『
・z」:』
・zー:〜
・z、:・・
・z。:・・・

3.ひらがなで入力しても英単語やカタカナに変換できる

7.png
英語表記が必要になる場面で、入力モードを英数字にしてスペルミスがないか確認しながらテキストを入力するのは面倒です。
しかしGoogle日本語入力を使用すれば、入力モードがひらがなのままでも英単語をスペルミスすることなく入力することができます。

英単語を入力する際は、その単語の発音をそのまま日本語で入力してください。
すると上画像のように、該当すると考えられる英単語が表示されます。

スペルを調べる必要がなく、スペルミス防止にもなるオススメの機能です。

4.住所入力が簡単

6.png
Google日本語入力を使用すれば、住所入力を行う場合も郵便番号のみで効率よく行うことができます。

例えば、「102−0082」を変換すると、上画像のように郵便番号が該当する「東京都千代田区一番町」までを一発入力してくれます。

住所入力機能を知っておけば、例えば待ち合わせ場所などを指定するメールなどを送信する際に便利です。

5.固有名詞にも対応している

8.png
芸能人の名前や流行語、日本独特の固有名詞などにも対応しているため、一発で漢字などに変換することができます。
例えば、「くさなぎつよし」を変換しようとすると、通常は一発では漢字に変換することができないケースがほとんどです。

Google日本語入力のサジェスト機能では、予測変換に表示されるのですぐに変換することができます。

6.入力した文字列がサジェスト機能に表示される

特にライティングやSNS運用などを行っていると、複数記事で同じ文字列を入力する機会があります。

何度も同じ文字列を入力するのは意外に手間がかかるものですが、Google日本語入力では、複数回入力した文字列がサジェスト機能に表示されます。
繰り返し同じ文字列を入力する際には便利です。

7.日付・時間入力が簡単

3.png
Google日本語入力では、日付入力も非常に簡単に行うことができます。
例えば、「ことし」と入力すると「2016年」が予測変換で表示されたり「今日」と入力すると本日の日付が表示されます。

西暦から和暦、和暦から西暦への変換にも対応しているので、年号の確認も可能です。
さらに、この機能は時間入力にも対応しているため「今」と入力すると現在の時刻が表示されます。

テキスト入力時はもちろん、仕事をしていて「今日は何月何日か」「いま何時か」などをカレンダーなどを起動しなくても簡単に確認することができるオススメ機能です。

8.顔文字が豊富

4.png
この機能は業務ではあまり頻繁に使用する機会がないでしょうが、日本独特に「顔文字」にも対応しています。
700種類以上の顔文字を使用することができ「ごめん」「やったー」「わーい」など、感情を表すテキストを入力すると、適した顔文字が表示されます。

9.シークレットモード・サジェスト機能の切り替えが可能

5.png
テキスト入力画面で「こまんど」と入力すると、予測変換画面は上画像のように表示されます。

コマンドの記号に変換できることはもちろんですが、予測変換画面を少し下にスクロールすると「シークレットモードをオン」「サジェスト機能の一時停止」という項目が表示されます。

シークレットモードをオンにすると、検索を行う際に履歴に残さない・過去の検索履歴に左右されない状態で検索結果を表示することができます。
通常は、パソコンのプロパティを開いてシークレットモードのオン・オフを切り替える必要があるので、予測変換で切替可能になるのは非常に便利です。

サジェスト機能については、オフにするとテキスト入力時に予測変換機能がオフになります。
通常はオンにして使用(デフォルトのままでの使用)することをオススメしますが、予測変換機能が邪魔に感じる場合はオフにしてください。

2進数や16進数などに対応

178
普段利用している10進数の数字を2進数や16進数での表記に変換できます。

まとめ

Google日本語入力は無料で使用できるソフトにもかかわらず、意外と利用している方は少ないのではないでしょうか。

利用していないのは、「なぜ」便利なのかを把握できていないからでしょう。
上記の内容を参考に、ぜひインストールしておくことをオススメします。